オーデマ ピゲ

オーデマ ピゲの新生ラグスポ CODE.11.59 バイ オーデマ ピゲ

オーデマ ピゲのフラッグシップといえばロイヤルオーク、そしてロイヤルオークといえばラグジュアリースポーツウォッチの祖ともいえる存在です。

正直なところ、(個人的な感覚だと)逆に言うとオーデマ ピゲ=ロイヤルオークという図式ばかりが浮かび、ロイヤルオーク以外はパッとしないと思っていました。しかし、近年ロイヤルオークに次ぐ爆発的な人気を博している新モデルがあります。

それこそがCODE.11.59 バイ オーデマ ピゲ。今回はラグジュアリー且つスポーツスタイルを成した、同社の渾身の新作についてご紹介します。

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オーデマ ピゲとは

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのまえにオーデマ ピゲ自体について簡単におさらいしましょう。オーデマ ピゲは1875年に誕生した由緒正しき歴史あるウォッチメーカーです。

世界三大時計の一角を担う

腕時計の本体ともいえるムーブメントをも自社で開発するれっきとしたマニュファクチュールとして有名です。腕時計愛好家からも高く評価されており、パテック フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンと並び「世界三大時計」と呼ばれることもしばしば。

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スイスのウォッチメーカーをはじめ、世には多数の腕時計ブランドが存在しますが、その多くがLVMHやケリングおよびリシュモン、スウォッチ・グループといった巨大グループ企業の傘下に属するなか、オーデマ ピゲは独立を貫く数少ない稀有な時計ブランドです。大多数の機械式時計メーカーが大打撃を受けたクォーツショックの際にも途絶えることなく苦難を乗り越えたオーデマ ピゲ。

大量生産方式に切り替えるなどを行うこともなく、ハイエンドなモデルを送り出し続けている世界三代時計の名に恥じない素晴らしいメーカーと言えるでしょう。

ロイヤルオークの誕生

そんなオーデマ ピゲのフラッグシップともいえるのが、時計界の天才デザイナーと呼ばれるジェラルド・ジェンタ氏によって生み出されたロイヤルオークです。

独特なケース形状、一体化したケース・ブレスレット構造、高級メーカーにも関わらず当初貴金属がメインだったそれにステンレスを採用するなど、発表当時はセンセーショナルを巻き起こした作品です。当初こそ抵抗感を持たれていたロイヤルオークですが、現在の人気ぶりはもはや説明不要と言っても過言ではないでしょう。

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以降、ロイヤルオークのデザインコードを倣ったと思えるモデルが多数リリースされ、一躍「ラグジュアリースポーツウォッチ」というジャンルを築くパイオニアとなったのです。

ロイヤルオークの初代である通称「ジャンボ」が誕生したのは1972年のこと。47年後の2019年、オーデマ ピゲから新たなラグスポともいえる渾身の名作が誕生しました。それが今回フォーカスするCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲです。

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CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの魅力とは


誕生から数年とは思えないほどすでにその存在感を放っているCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。次世代のラグスポウォッチとして注目を浴びるCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲですが、ここではその魅力について改めてみていきましょう。

オーデマ ピゲ 久々の新作コレクション

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲが発表されたのは2019年のSIHH(スイス ジュネーブで開催される高級時計見本市)。

先述の通り、ロイヤルオークのリリースから47年ぶり、ロイヤルオークの派生モデルであるロイヤルオーク オフショアのリリースでさえ1993年と考えると、オーデマ ピゲにとっての全く新しいコレクションの発表は50年近くもの時を経て行われたことになります。同社にとってそれだけの年月を経て世に放った作品は、これまでのオーデマ ピゲの技術やマーケットの才覚を結集させたものといえるでしょう。

実際に同社はCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲを発表するにあたり、搭載するムーブメントを新たに3つも開発したと言われています。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの名称由来

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。珍しい名称だと思いませんか?実はこの名称には由来があり、CODEはイニシャルを、11.59は時刻を示しています。それぞれの意味は下記の通り。

C:Challenge 挑戦
O:Own 継承
D:Dare 追求心
E:Evolve 進化
11.59:23:59(日付が変わる直前の意味合い)

このネーミングから、まさにこれまでの輝かしい歴史を脈々と紡ぎ続けつつも、新たなフィールドへとチャレンジする同社の心意気を感じさせます。

”新しいラグスポ”

次世代のラグスポとして期待され、すでにその頭角を現し始めているCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。

確かに、巷で数多くリリースされているラグスポスタイルの腕時計とは一線を画すデザインのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。しかし、よくよく観察すると、伝統を重んじるオーデマ ピゲのDNA、そしてラグスポウォッチの祖であるロイヤルオークを生み出したこだわりがしっかりと反映されています。

まず見た目に影響を与える因子として大きいケースの形状。

ラグスポウォッチといえば多角形の独特なフォルムが採用されることが多いですが、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲは一見純粋なラウンドフェイスに見えます。この点もラグスポとしては新しいスタイルといえますが、実はこのケースは3層構造になっており、このミドルケースには八角形のオクタゴンケースが採用されているのです。

まさに伝統を重んじながらも前に進もうとする想いをクリエイティビティとして昇華したように伺えます。

加工の難しい風防のサファイアクリスタルは内側と外側とで曲率が異なっており、三層構造のサンドイッチ構造も相まって見る角度によって異なる表情を覗かせてくれます。ラグは肉抜きされており、現代的な軽快さも感じさせてくれます。

高級感漂う丹精込めた造りによって醸し出される落ち着いたフェイスによるクラシカルさ、そこに最新鋭の技術を込めた構造、ラグスポ的要素をしっかり絡めながらも複数あるニュアンスを一つにまとめ上げた稀有なコレクションといえるでしょう。



クラシックとラグスポ、同社がCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲをその中間と位置付けているようですが、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲは「クラシック」「ラグジュアリー」「スポーティー」、この3つを見事融合させたコレクションなのではないかと個人的には思います。

新世代のラグスポとして、同じくこれまでの概念からワンステージステップアップしたグランドセイコーを思わせます*。

*参照:セイコーにラグスポなんて無い?いろいろ考えた結果、衝撃的な結論に至った。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのラインナップ

発売から僅か数年でその存在を確固たるものにしている同コレクション。すでに多彩なラインアップが揃いつつあります。ここではデザイン面から焦点を当てて、それぞれみていきましょう。

プレーンな3針

クロノグラフ

スケルトン

ダイヤモンド

まとめ

いかがでしたか?オーデマ ピゲにとっても、そして時計界においても次世代のラグスポとなる期待値満載のCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。

ラグスポウォッチの祖を生み出した同社の意地とこだわりを感じさせてくれるコレクションです。「新世代のラグスポ」の祖となるのか、今後もCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲおよび各社のラグスポウォッチのリリースから目が離せませんね。

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