ブレゲ

ブレゲのラグスポウォッチ!アエロナバルの魅力

世界5大ブランドの一つ、ブレゲ。

どちらかというとクラシックを始めとした落ち着いた繊細なデザインモデルが色濃いイメージですが、ブレゲにもラグスポウォッチなるモデルが展開されています。

今回はそのうちの一つであるアエロナバルについて見ていきましょう。

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ブレゲとは?

さて、実際にアエロナバルの話題に入る前に、ブレゲというメゾン自体にあまり詳しくない方はこちらから読み進めていただけたらと思います。

世界5大ブランドの一角

「世界5大腕時計ブランド」とは、高級時計業界での非公式な呼称であり、これに挙げられるブランドには明確な定義はありません。しかし、多くの専門家や愛好者たちが高級時計ブランドのトップとして認識するブランドがいくつか存在します。今回焦点を当てるブレゲは、その一角をなすとされています。せっかくなので、他のブランドも併せてご紹介します。

パテック・フィリップ (Patek Philippe)

創業: 1839年、スイス
特徴: 「時計の王」とも称されるほどの名声を持つ。高度なクラフトマンシップと革新的な技術を組み合わせた、伝統的な手巻きや自動巻きの複雑機構時計が多い。
代表的なモデル: カラトラバ, ノーチラス, アニュアルカレンダーなど。

パテックフィリップ ノーチラス ラグスポ王者の風格世界三代時計ブランドの最高峰ともいえるパテック フィリップ。 そのなかでも圧倒的存在感と人気、そして言わずもがなその価格も圧倒的な...

オーデマ・ピゲ (Audemars Piguet)

創業: 1875年、スイス
特徴: 革新的なデザインと技術を誇り、特にロイヤルオークシリーズはその八角形のベゼルで有名。
代表的なモデル: ロイヤルオーク, ロイヤルオーク・オフショアなど。

オーデマ ピゲのロイヤルオークを徹底解説!ラグスポの祖ともいえるオーデマ ピゲのロイヤルオーク。 今回はそんな世界三大ブランドが誇るラグジュアリースポーツウォッチ、ロイヤルオー...

ヴァシュロン・コンスタンタン (Vacheron Constantin)

創業: 1755年、スイス
特徴: 世界最古の連続的に運営している時計メーカー。クラフトマンシップとエレガンスを追求し続ける。
代表的なモデル: パトリモニー, オーヴァーシーズ, トラディションネルなど。

ヴァシュロン・コンスタンタンのラグスポ!オーバーシーズの魅力ヴァシュロン・コンスタンタンは、1755年の創業から現在にかけて、時計製造の深い歴史と独自の伝統を維持してきたスイスの名門ブランドです。...

ブレゲ (Breguet)

創業: 1775年、パリ
特徴: トゥールビヨンの発明者であるブランド。クラシックなデザインと緻密な技術が組み合わさった高級時計を製作。
代表的なモデル: クラシック, マリーン, タイプXX(アエロナバル)など。

ブレゲのラグジュアリースポーツウォッチ、マリーンの魅力とは世界5大時計ブランドの一つに数えられるブレゲ。 精巧で緻密な造りをデザインとして魅せる技術は随一と言って良いでしょう。今回はそんな...

ランゲ&ゾーネ (A. Lange & Söhne)

創業: 1845年、ドイツ
特徴: ドイツ時計製造の代表ブランド。独特のデザインと優れた技術、そしてドイツ独特の細やかな仕上げ技法を持つ。
代表的なモデル: ランゲ1, ザクソニア, ダトグラフなど。
これらのブランドは、高級時計業界での技術やデザイン、品質、歴史などの点で高い評価を受けています。

ブレゲの創業者は天才中の天才?

ブレゲは時計の歴史を200年早めたとされる、天才時計技師のアブラアン・ルイ・ブレゲによって創業された、彼自身の名を冠したメゾンです。

トゥールビヨンなどの世界三大複雑機構の他にも、難解で緻密な機構をいくつもこの世に生み出してきたブレゲの誇る技術力を美しい繊細なデザインで表現されるタイムピースは一つ一つに力が入っており、見るものの目を留めます。

下記はブレゲの偉業をまとめたものです。興味のある方はぜひご覧ください。

トゥールビヨンの発明

ブレゲは、時計の精度に対する重力の影響を打ち消すためのデバイスとして、トゥールビヨンを1801年に発明しました。これは時計技術の革新的な進歩として今日も高く評価されています。

参考:トゥールビヨンとは?時計の魅力を倍増させるトゥールビヨンの仕組みや種類を解説

時計製作のスタイル

彼の時計は、エレガントで洗練されたデザインと高度な技術的な内容で知られています。特に、ブレゲのハンズやブレゲの数字、そしてギョーシェ彫りなど、独特のデザイン特徴が多くの時計愛好家に愛されています。

王室や著名人への提供

ブレゲは、18世紀と19世紀初頭のヨーロッパの王室や社交界のエリートに愛されました。例えば、ナポレオン・ボナパルトやマリー・アントワネットといった歴史的な人物も彼のクライアントでした。

多岐にわたる発明と革新

トゥールビヨンだけでなく、彼は自動巻きの腕時計、ショックアブソーバー、音叉式時計など、多くの技術的革新や発明を行いました。

教育と継承

ブレゲは、パリでの活動を通じて多くの弟子や後継者を育て、その技術と哲学を次世代に伝えました。

アブラハム=ルイ・ブレゲは、その生涯で時計製造技術に数々の革命をもたらし、その名は今日でも高級時計ブランドとしての「ブレゲ」にその哲学と技術が継承されています。彼の功績は、時計業界だけでなく、現代の技術史においても非常に重要な位置を占めています。

アエロナバルとは?

さて、そんなブレゲですが、実はスポーツタイプ寄りのモデルも多数リリースしています。今回はそのうちの一つであるパイロットウォッチであるアエロナバルに焦点を当てて見ましょう!



ブレゲのアエロナバルシリーズは、元々フランスの軍用時計として開発された歴史を持つ、ブレゲの代表的なスポーツウォッチラインです。Type XXやXXI、そしてXXIIとして知られるモデルは、ブレゲらしい上品さを保ちつつも、スポーツウォッチとしての堅牢さや機能性を追求しています。

アエロナバルの立ち位置

ブレゲのアエロナバル(特にType XX, XXI, XXII)は、ブレゲのコレクションの中でも特に航空との深い結びつきを持つラインナップとして、多くの時計愛好家やコレクターから注目されています。以下は、アエロナバルの人気度に関連するいくつかの点を解説します。

歴史的背景: アエロナバルは1950年代初頭にフランス軍のために製造された飛行計時機器としてスタートしました。この歴史的背景が、時計愛好家やコレクターからの評価を高めています。

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専用技術: アエロナバルには、フライバッククロノグラフ機能など、ブレゲ独自の技術や機能が搭載されています。これにより、他の時計との差別化を図っています。

デザイン: アエロナバルは、ブレゲの伝統的なギョーシェ模様やコインエッジのケースサイドといった要素を持ちつつも、スポーティで機能的なデザインが特徴です。このバランスの良さは、多くの愛好家に評価されています。

ブレゲ全体のラインナップ: ブレゲは、主にクラシックな時計や複雑機構を持つ時計で知られています。その中で、アエロナバルはスポーティなラインナップとして特異な存在であり、ブレゲの多様性を示す一例として人気があります。

限定性: 特定のバリエーションや限定モデルは、その生産数の少なさから高いコレクタブル価値を持つことがあります。

総じて、アエロナバルはブレゲのコレクションの中でも独特な位置づけを持ち、ブランドの歴史や技術、デザインのエッセンスを詰め込んだ一系列として、高い人気を保持しています。

ラグジュアリースポーツウォッチとしての特徴

堅牢なケースデザイン: アエロナバルシリーズは、飛行機の操縦士や軍人が使用するための時計としてデザインされたため、頑丈なケース構造が特徴です。

ブレゲの伝統的デザイン: ブレゲ特有のギョーシェ彫りの文字盤や、”ブレゲハンズ”などのクラシックなデザイン要素が採用されており、スポーツウォッチでありながら上品な雰囲気を持っています。

鏡面仕上げとポリッシュ仕上げ: アエロナバルシリーズのケースやブレスレットには、鏡面仕上げ(ミラー仕上げ)とポリッシュ仕上げが巧妙に組み合わされています。鏡面仕上げは、高い照度で滑らかに磨き上げられ、非常に光沢のある仕上がりとなっています。一方、ポリッシュ仕上げは、ややマットな質感で、全体のコントラストや深みを出す役割を果たしています。これにより、時計はラグジュアリーながらも、スポーティな印象を持つことができます。

先進的なムーブメント: Type XXIやXXIIには、高周波のムーブメントが採用されており、高い精度や追加の機能性を持つことが特徴となっています。

飛行計時機能: このシリーズは、飛行機の操縦士向けに設計されているため、フライバッククロノグラフ機能などの飛行計時に関連する特別な機能を備えています。

アエロナバルシリーズは、ブレゲの伝統的な美学と、現代のスポーツウォッチとしての機能性を見事に融合させたコレクションとなっています。ラグジュアリースポーツウォッチとしてのその位置づけは、堅牢性と上品さ、そして先進的な技術を併せ持つという点で非常に高い評価を受けています。

アエロナバルの誕生とバリエーション

ブレゲのアエロナバル(Type XX・XXI・XXII)は、長い歴史と多くのバリエーションを持つシリーズです。以下は、アエロナバルに関連する主要なイベントやリリースの年表を簡潔にまとめたものです。

ただし、細かいバリエーションや限定モデルについての具体的なリリース年は一部省略しています。

アエロナバルの年表

1950年代初頭:
Type XX: フランス軍の要求に基づいて開発された飛行計時機器として、Type XXが初めて誕生。フライバッククロノグラフ機能を備えたこの時計は、軍用として使用された。

1970年代 – 1980年代:
民間向けのType XX: 元々軍用として開発されたType XXが、一般市場にも導入される。多くのバリエーションやデザイン変更が行われ、人気を博す。

1990年代 – 2000年代初頭:
Type XXI: Type XXの後継モデルとしてType XXIが登場。大きめのケースサイズや、さらに進化した機能が特徴。

2010年代:
Type XXII: 10Hzの高周波ムーブメントを採用したType XXIIが登場。秒針が1分間で2回転するという革新的な機能を持つ。

上記の年表は、アエロナバルシリーズの主要なマイルストーンを簡潔に示しています。ブレゲのアエロナバルは、その技術的進化とともに、時計愛好家やコレクターから高い評価を受け続けています。

まとめ

いかがでしたか?今回はブレゲの誇るラグジュアリースポーツウォッチ、アエロナバルの魅力について解説してみました。個人的にも最推しのラグスポ時計です。気になった方はぜひご検討ください。

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